「でも、私は○○をやっているからわかるんだけど、それってさぁ」
「まぁ、俺だったらこう解決していくけど、そんなことも思いつかなかったの?」
「昔はこんなことでは評価されなかったのに、今の時代は甘いよね、楽でいいね」
「それ昨日買ったの?えーでも私が買ったこっちの方が今年のトレンドだよ!」
あなたの周りにもいるのではないでしょうか?なにかにつけて自慢や嫌味を言ってくるマウント族です。
HSPさんとマウントをとる人は切っても切れない関係。なぜなのか?マウント族に度々出会い、接し方を試行錯誤してきた経験者が綴ります。
マウントをしてくる人の特徴は?
- 自分の成功を頻繁に誇示する
- 話を横取りして自分の自慢話に持っていく
- 他人と自分を無意識に比較する
- 高圧的な態度で下に見てくる
- 自分の物差しで他人を評価する
- 「でも私は違う」「私だったら」を多用する
- 他人の意見を軽視する、否定する
箇条書きにするだけで嫌な感じですよね。まだまだ出てきますがここで一旦止めておきます・・
こういった人たちはなぜ、マウントを取るという行動に出るのでしょうか?
- ①自分の成功を頻繁に誇示する →承認欲求の表れ
- ②話を横取りして自分の自慢話に持っていく →承認欲求の表れ
- ③他人と自分を無意識に比較する →優位に立っていたい気持ちの表れ
- ④高圧的な態度で下に見てくる →優位に立っていたい気持ちの表れ
- ⑤自分の物差しで他人を評価する →自分が正しいという気持ちの表れ
- ⑥「でも私は違う」「私だったら」を多用する →自分が正しいという気持ちの表れ
- ⑦他人の意見を軽視する、否定する →自分に自信がない気持ちの表れ
解釈は人それぞれではありますが、私はマウント族を日々観察しながらこのように分析していました。認められたい、必要だと思われたい信念が強いと感じます。
きっと過去に能力を貶されたり、親に認めてもらえなかったりしたのでしょうね。
マウントを取っていないと自分が負けてしまうと信じている人たち。
厄介なことに、マウントをしてくる人たちは「あなたのことを思って言ってあげているんだ。」「今私に教えてもらってよかったね」という無意識の恩着せがましい一面も持っています。
少しエナジーバンパイアに似ている部分がありますよね。
エナジーバンパイアの記事はこちらから。
HSPさんはなぜマウント族に狙われやすいの?
マウント族がターゲットとするタイプには特徴があります。
- 自己主張をあまりしない
- 反発せずに受け入れる
- 自己肯定感が低い
- 相手から嫌われたくないと思っている
あら、なんだかHSPタイプの内容が多いですよね。
HSPの特徴である部分と重ねて考えてみると
- 自己表現が苦手なので自分の意見が言えない
- 聞き手に回ることが多く、共感し受け入れる
- 相手の気持ちを優先して、自分が悪いと考えがち
- 相手が嫌なことを言ってきても共感し、嫌ってはいけない、きっといい人なんだと考える
もう大変。格好のターゲットになりうる要素が溢れ出ています。
逆に、マウント族とは無縁の生活をしている人がいます。どういうタイプでしょうか?
- 自分の価値を自分で理解している人
- 自分のやりたいことが明確で常に行動している人
- 自分に自信があり周りを巻き込む力がある人
- 自分に満足しており人と比べずに生きている人
挙げてみると、マウントを取りたい人が付け入る隙がないですよね。
マウント族に狙われるHSPさんの特殊能力ってなに?
HSPさんが持つ感覚が過敏な能力は、日本人の5人に1人だけが持つと言われている少数派の力です。
・他の人が苦労していることでも、感覚が働いてさらっとできてしまう
・相手が言いたいことを深く汲み取れるため、先回りして仕事の準備をしておけて重宝される
など、このような経験はありませんか?
周囲の評価を気にするマウント族は、人をよく観察しています。HSPさんが優秀な働きをしていたら、自分にはない能力がある、負けないようにしないと!という嫉妬の気持ちからマウントをとってきます。
HSPさんは自分が目立つことを避けたがるため能力を隠していますが、それも鼻につくんでしょうね。
自分より優秀な人だと周りに思われてはいけない!自己主張をあまりしないから、今のうちにマウントをとって芽をつぶしておいてやろう。と、攻撃を仕掛けてくるのです。
HSPの気質は身につけたくてつけられるものではありませんよね。負けそう!やばい!と思ってマウントを取ってきているんだなと、自信を持ってみてください。
私が上司にお褒めの言葉をいただいたとき、デスクに戻ると女先輩がすごい剣幕でマウントをとってきました。私は昔こんなことで評価された。とか、今はこんなことでも褒めてもらえるんだね。とか、若いから得してるだけよ。とか。イタイなーと思いながらも頷いていたことも今ではいい思い出です。笑
今日から実践してみて!マウント族への対処法
①感情を表に出さず冷静に対応する
あなたがいらいらしたり、怒ったりするとマウント族はさらにエスカレートして喜びます。冷静に、真顔で、へーそうなんですか。と思いっきりつまらない人を演じてみてください。
②反論しない、戦わない
反論すると益々話が長くなり、説き伏せようと攻撃的になってきます。「でも」に対して「でも」で返すともう大変です。ここも真顔で乗り切るのが良いでしょう。
③他の人に話を振り替える
「へー◯◯さんってすごいんですね。△△さんもそう思いませんか?」と話を他の人に投げて自分はフェードアウトする。もしくは、「△△さんもあのお店に行ったっておっしゃってましたよね、そのお話聞かせてくださいよー」と話題を切り替えてマウント族を封じ込めてみてください。マウント族は必死に話に割り込んでこようとするので、それも見応えがありますよ。
④相手を変えようと思わない
あんなにマウント取ってかわいそう、自信がないんだな、と思う時がありますが、マウントを取る人は無自覚なので余程のことがない限り変わりません。
それに、あなたはマウント族を変えてあげるほど暇ではないはず。自分の能力を存分に活かすことに時間を使ってください。
⑤高級クラブのママになりきって!褒め倒して楽しむ
これは上の4項目が慣れてきたら使ってみてください。
自分が高級クラブのママやキャバクラのお姉さんになった設定にして、ひたすらヨイショする。持ち上げる。マウント族が段々と王様座りになったり、意気揚々と饒舌に喋りだすのを観察すると楽しいですよ。そして自分は、高級クラブのママ、今日の売り上げは上々だわ🎵と思う。っていう遊びです。
これは疲れた金曜日によくやっていました。でもまた月曜日から塩対応するっていうね。笑
私はマウント族の相手してあげているんだ!くらいのマインドで居てください。
マウント族に狙われているHSPさんに伝えたい大切なこと
きつい言葉を投げかけられると、私はだめなんだと自己嫌悪に陥りがちなHSPさんですが、実際のところはそうではないはずです。
あなたのことを本当に成長させよう、仲良くしよう、など思って言葉をかけてくれる人は、自分のことを引き合いには出さないはずです。
この人との会話は居心地が悪いな、という直感、この人は親身に言葉を掛けてくれるな、という直感。
HSPのアンテナを張り巡らせて、全ての言葉を受け入れないようにしてみてください。
マウントを取ってくる人は、他人の価値を落として自分の価値をあげようとしている人。それって価値あるのでしょうか?
認めてほしい、できると思われたい、と常に周りの目を気にしているお気の毒な人。そう考えて接してみてくださいね。
自分の評価は他人がするものではなく自分がするものですものね。
今日もHSPの感覚を大切に、頑張りすぎず楽しみましょうね。
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